ユアクリニック遺伝子検査外来
検査結果・レポートについて
お渡しするレポートには
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検査結果の所見
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遺伝子型から推定した疾患リスク
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疾患別のリスク詳細
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128種類の遺伝子多型(病的でない可能性の高い変異)の疾患リスク
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薬効や副作用に注意が必要な薬剤
についての分析結果が記されております。
またこれらに加えて現状の生活習慣病がどうなっているのかという検査データをお渡しします。
これで出発地点であるゲノムによる「病気のなりやすさ」にくわえて「現状の状態」が把握できます。
本検査結果は、医学・生命科学関連の文献データベース「Medline」に掲載されている論文等のうち、米国ヒトゲノム研究所(National Human Genome Research Institute)と欧州バイオインフォマティクス(European Bioinformatics Institute)が共同で編纂している人種横断的な遺伝子多型の研究をまとめたデータベースであるGWAS Catalogから日本人または東アジア人に限定した研究結果から抽出したものに基づいています。
また、遺伝子多型の頻度情報は東北メディカル・メガバンク機構が提供している約38,000人の日本人から得られた情報である38KJPNデータベースに基づいて算出しています。ただし、それらのデータベースの正確性については当院で保証できるものではありません。
本検査結果に示される病気の発症リスクや体質の情報は、特定のDNA配列に関する統計的な確率を基に特定のDNA配列を持つ集団の平均的な傾向及びリスクを表現したもので個人のリスクを示すものではありません。また、これらは環境要因や生活習慣等、他の要因によっても大きく左右されうるため、ご自身の健康状態・体質そのものを示すものではありません。
返却レポートサンプル
検査結果の所見
疾患リスク
疾患別の詳細
128種の遺伝多型の疾患リスク
薬効や副作用に注意が必要な薬剤
返却物は以下の通りになります。
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GWAS解析
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内服に注意が必要な薬剤
GWAS解析について
ゲノムワイド関連解析(Genome Wide Association Study;GWAS)と呼ばれる手法を用いた検査になります。遺伝子全体の一塩基多型(SNP)のうち、特定の病気と連動する(例えば正常血圧患者よりも高血圧患者群で有意に高頻度に認められる)リスクのあるSNPの保有の有無を調べ、疾患のかかりやすさを数値で返却します。多遺伝子疾患に関する解析で、相当数の遺伝子の作用が累積することで、それなりの大きさの発症リスクをもたらすと考えに基づきます。簡単にいうと特定の病気を発症しやすい遺伝子の型をもてば持つほど、その疾患を発症しやすくなるという考えかたです。